家づくりの収納計画
『家づくりの収納計画』
家づくりのヒアリングでは「とにかく収納をたくさん!」というご要望をいただくことがあります。
しかし生活空間を犠牲にして収納を増やしてしまうと快適な暮らしからは遠ざかります。
一方で生活空間を広く取りすぎて収納が不足すると物が散らかりやすくなり
それもまた快適とはいえません。
では、どれくらいの収納スペースが必要なのでしょうか?
また、どんな収納計画が理想的なのでしょうか?
『 収納率とは?』
「収納率」とは、収納面積を建物の総床面積で割り100を掛けた数値を指します。
一戸建ての収納率は10~15%が適当と言われています。
例えば、この間取りでは収納率が約10%です。
皆さんはこの収納率について、適切だと感じますか?
それとも少ないと感じますか?
『収納計画の適材適所適量』
「収納計画の適材適所」とは、その空間で使用する物をその空間で収納することをいいます。
たとえ収納率が確保できていても、1階の収納が全くなく2階に1階の10%分の収納がある場合は1階の空間に物が散らかる可能性があります。
1階で使うものをわざわざ2階まで片付けに行くのは手間がかかるからです。
玄関で脱いだ靴や季節の上着は玄関収納に
食品ストックやキッチン用品、食器はパントリーに
洗剤のストック品やタオルは洗面所の近くに収納することで、動線がスムーズになります。
さらに、掃除機についても考えてみましょう。
キャニスター式なのか?スティック型なのか?コードレスなのか?充電式なのか?
それともロボット掃除機なのか?
一台で全てをまかなうのか?それともフロアごとに用意するのか?
使用頻度はどれくらいなのか?
これらによっても収納場所は異なります。
例えば、LDKで頻繁に使用する掃除機ならLDK近くの収納スペースに置きたいでしょう。
スタンド式の場合は立てて収納できるように棚の高さを調整したり、収納内で充電ができるようコンセントを設置すると良いでしょう。
もし家族それぞれが個室で使うなら廊下に収納を設けて、どの部屋からでも取り出しやすい配置にするのがおすすめです。
こうした工夫が、家族のライフスタイルに合った適材適所の収納と言えます。
「収納計画の適量」とは、その収納スペースに対して、使いやすい分量の物を収めることです。
「適材適所適量」の収納計画は物の所在を把握しやすく、暮らしの中で使いやすい収納方法です。
BeansHomeでは、「とにかく収納をたくさん!」というご要望にも
具体的な収納方法や生活スタイルなどを丁寧にヒアリングし
理想の家づくりができるようご提案させていただきます。
どんな家を建てたいか、ぜひ一度ご相談ください。
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